神奈川県小田原市の美容皮膚科クリニック

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皮膚の構造

皮膚の構造
私たちの身体を覆っている皮膚。
この皮膚は体温の調節、刺激の知覚、バリア機能(有害物質が体内へ侵入するのを防ぎ太陽光線の悪影響から体を保護する)など重要な役目をはたしています。
つまり肌には大きな負担がかかっていることになります。
美容皮膚科で治療させて頂いている「しわ」「シミ」「たるみ」なども紫外線の影響から来る負担や加齢による新陳代謝が不調になることでおこる皮膚の悩みです。

では皮膚の中では実際どのようなことがおきているのでしょうか。
当院で治療させて頂いているレーザー治療が皮膚へ働きかける層は大きくわけて
「表皮」「真皮」です。今回はその2つについてです。

お肌の表面から真皮までを表皮と言います。
細胞内でつくられるメラニン色素が沈着したものが『シミ』ですが、このシミは表皮でつくられています。シミと聞くと嫌なイメージをもたれる方が多いかとは思いますが、紫外線など強い刺激を受けると体は細胞内で大量のメラニン色素をつくり、細胞から刺激を守る為の結果としてメラニン色素が細胞内に沈着しシミとなります。
シミはお肌を守るための正常な働きなのです。
簡単に言うと紫外線を浴びないことがシミをつくらない一番の予防策になることがわかります。

真皮は表皮の下にあり皮膚の弾力や潤い、ハリを保つ働きをもっています。
コラーゲンやエラスチン、線維芽細胞などによって構成されており、これらが減少すると肌の弾力が保てなくなりたるみが生じます。つまりたるみやしわが気になる方は真皮の成分が減少してしまっている状態です。
原因は多様ですが加齢、筋肉の衰え、脂肪の重さなどの重力、乾燥、紫外線、ストレスなどが考えられます。

皮膚のトラブルには様々原因がありますが、どれも放っておいて良くなることはめったにありません。皮膚は体を守ってくれているバリアのようなものなのです。
皮膚の構造を理解してトラブルがおきないように心掛けること、おきてしまったときには早めに対処することがお肌をケアする大切なポイントかもしれませんね。
前回もご紹介したように日焼け止めを塗る、帽子、日傘など身近な事で簡単にできる紫外線対策から始めてみてはいかがでしょうか。
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