神奈川県小田原市の美容皮膚科クリニック

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日焼け止めの選び方

日焼け止めの選び方

2回にわたり日焼け止めのお話をさせて頂きますが、
今回は日焼け止めの選び方です。
大切さは前回のお話でご理解いただけたかと思いますが、
実際はどのような日焼け止めを選んで使用すればよいのでしょうか。

まずは紫外線のお話を少し。
紫外線に対する関心は日本でも少しずつ高まってきており、
紫外線の浴びすぎはしわ、シミ等の原因になります。
夏のスキンケアコラムの水野先生のお話にも少し出てきましたが、
紫外線には紫外線A波=UVAと紫外線B波=UVB
さらに紫外線C波=UVCがあります。紫外線A波は波長が長く、
皮膚の奥の真皮にまで到達し「しわ」「シミ」などの原因になります。
紫外線B波はエネルギーが強く肌の表面の細胞を傷つけたり
炎症を起こすだけでなく「シミ」の原因にもなります。
ちなみに紫外線C波は地表には届きません。

日焼け止めを購入する際に「SPF」「PA」というものを目にしたことはございますか。
よく「SPF50」「PA+++(+)」のものを夏場は使用しましょう。
などと耳にされた方もいらっしゃるかと思いますが、
この2つの数字は何を表しているのでしょうか。
先ほどお話をさせて頂いた紫外線A波を防ぐ力を示す指標がPA。
「+」の数が多いほど効果が高くなります。
夏場、海や山に行くときやシミ治療を行っている場合には
「+++(+)」を選びましょう。
そして紫外線B波をカットし日焼けが起きるまでの時間を引き延ばしてくれる
力を表したものがSPFです。
数値が高いほど効果が高いので「50(+)」のものを選びましょう。

夏場は汗をかきやすく、汗を拭いたりすることで日焼け止めがとれてしまいます。
目安としては2~3時間おきに塗り直しをしたり
ウォータープルーフタイプの物を使用するとよいでしょう。

夏の紫外線対策はとても大切です。
特に日焼け止めはお肌のバリアの役割を担ってくれます。
現在のシミ・しわに限らず将来の肌トラブルを見据えて
紫外線対策に取り組みましょう。
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