神奈川県小田原市の美容皮膚科クリニック
AGA(薄毛)診療
AGAとは
AGAとは、AndroGenetic Alopeciaの略称で、男生型脱毛症のことです。思春期以降に発症する進行性の脱毛症であり、一般的には成人男性によく見られ髪が薄くなる状態全般を指します。AGAは額の生え際や頭頂部の髪がどちらか一方または両方から薄くなっていくことが特徴です。主な原因として、遺伝や男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)の影響が挙げられます。このDHTが毛包に作用し、髪の毛が徐々に細くなり、抜け落ちることで脱毛が進行します。現在、AGAによって、男性の3人に1人が、女性は10人に1人が薄毛に悩まされていると言われています。

AGA(男性型脱毛症)の原因
AGAの主な原因は男性ホルモンです。 男性ホルモンの一種である『テストステロン』という物質は、体毛を濃くする働きがありますが、思春期以降には『5α-還元酵素』という酵素によって『ジヒドロテストステロン(DHT)』という物質に変化することがあります。
『ジヒドロテストステロン(DHT)』が毛根に作用すると、ヘアサイクルの中で最も重要な『毛の成長期』を短くし、毛が太く長く成長することを妨げてしまいます。毛が成長する前に抜けてしまうので、産毛のような細く短い毛が多くなり頭皮が目立つようになります。

AGAによる薄毛が気になる方は、毛周期(ヘアサイクル)について確認しておくことが大切です。AGAでは、ヘアサイクルが乱れることで結果的に薄毛になります。また、ヘアサイクルは毛が抜けることと深く関係しています。
AGAではテストステロンが変化したジヒドロテストロン(DHT)という男性ホルモンが増加しています。これが毛乳頭細胞内の男性ホルモン受容体と結合すると成長期の毛髪に退行期、休止期に移行するよう信号を送ってしまうために、成長期が3ヵ月~1年に短縮されます。その結果、十分に成長しないまま退行期、休止期に移行するため細い短毛が増えて抜けやすくなり、いわゆる薄毛という状態になります。
毛周期(ヘアサイクル)とは
毛周期とは、髪が生えて抜け落ち、再び生えてくる周期のことです。ヒトの毛は1本、1本が独立した毛周期をもっており、1本ずつ異なります。ヘアサイクルは、男性が3~5年、女性が4~6年が1サイクルといわれています。それでは、毛周期を構成する3つの段階を詳しくご紹介します。

成長期
成長期とは、髪が成長する段階のことです。髪は、毛母細胞が分裂することで生成されます。この毛母細胞の分裂が活発なため、髪がどんどん成長するのです。成長期の髪は全体の85~90%とされています。また、髪は1日0.3~0.4mm成長し、1年で約15cm伸びます。
退行期
退行期は、成長期の次の段階です。毛母細胞の分裂には、毛乳頭細胞からの指令や栄養の供給が欠かせません。この毛乳頭細胞の働きが低下すると、髪が成長しづらくなります。退行期では、毛乳頭細胞が毛母細胞から離れます。離れることで指令や栄養の供給が弱まり、髪の成長が遅くなるのです。退行期は2~3週間で、髪全体の約1%を占めます。
休止期
休止期は、髪の成長が完全に止まった状態です。毛乳頭細胞が縮小して指令や栄養の供給が止まります。これが2~3ヶ月続くとされています。休止期の髪が占める割合は全体の10~20%です。 やがて、発生期へと進み、毛乳頭細胞が活動を再開すると、新しい毛が古い毛を押し出すように生えてきて、古い毛が自然に抜けます。
このような症状が気になる場合はご相談ください
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額が広くなってきた

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髪を洗う時や乾かす時の抜け毛が増えてきた

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頭頂部や生え際の薄毛が気になってきた

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自覚はないが、早めに予防したい

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毛量が減り、頭髪が薄くなってきた

診断
育毛治療のステップは、まず原因を特定することから始まります。問診と頭皮の状態を詳しく把握します。
それを基に、内服や外用薬を選択して治療を進めていきます。効果が実感できるまでには約3ヶ月から半年程度を要しますが、個人差があるため、その都度、詳しくご説明しながら治療を進めてまいります。

治療
当院では内服薬と外用薬で進めてまいります。内服の薬は脱毛を抑制する作用があり、外用薬で育毛効果を促進します。しかし、効果には個人差がございますので、最適な治療を各患者様に提供してまいります。

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